社屋のNearly ZEB取得に向けて採用設備・設計のポイントについてお聞かせください

Nearly ZEB化に向けての採用設備として効果が大きかったものとして、パナソニックの連結可能な高COP GHPが挙げられます。
主要な執務室では、全熱交換器に二酸化炭素濃度感知センサーを組み込み、さらに光の強さを感知し、照度を自動調整するセンサー付きの照明を採用しています。また、ほぼ全ての窓ガラスにLow-E複層ガラスを採用し、トイレや更衣室、給湯室などに人感センサー付きの照明を採用するなど、一般的に使用されている設備の組み合わせでBEI値を0.5以下とし、さらに屋上のスペースを有効活用して太陽光発電設備を設置した結果、BEI値が0.23となりNearlyZEBを達成しました。

ガス空調を用いたZEBの可能性についてお聞かせください

一般的な設備の組み合わせでZEBを達成しており、外皮性能のための特別な予算を確保したわけではありません。ガス空調を用いたZEBは汎用化できると考えており、実際にこの三条事務所以外でもGHPの採用で、ZEB認証取得をした施設が複数あります。ガス空調でのZEBの可能性は決して低くありません。