GHPチラー

GHPチラーとは

GHPのヒートポンプサイクルに水熱交換器を組み合わせた空調システムで、空調用の冷温水を室内機等に供給します。

セパレート型、【NEW】一体型機種 セパレート型、【NEW】一体型機種

GHPチラーのメリット

⚫︎空冷式のため、冷却塔、冷却水ポンプが不要となり、水道代やポンプ電力が削減可能。
⚫︎既存の室内機(水配管系の室内機)や配管等が再利用できるので、工事費の低減と、工期短縮が可能。
⚫︎複数台設置による台数制御で高効率運転が可能。

更新前と更新後の比較 更新前と更新後の比較

設置環境に合わせて最適な機種が選べるのはパナソニックだけ

◾️一体型チラー【NEWラインアップ登場!】

一体型チラーイメージ図 一体型チラーイメージ図

◾️セパレート型チラー

セパレート型チラーイメージ図 セパレート型チラーイメージ図
  • 〈イメージ図〉冷却サイクルの場合:配管の取り出し口の位置は実際と異なります。

NEW 一体型チラー 特長

[施工性・メンテナンス性向上]

水配管のみ施工 簡易変流量制御-冷温水ポンプおインバーター制御- 運転台数に合わせて、冷温水ポンプの流量制御→ポンプの搬送動力を削減して省エネルギー対策 水配管のみ施工 簡易変流量制御-冷温水ポンプおインバーター制御- 運転台数に合わせて、冷温水ポンプの流量制御→ポンプの搬送動力を削減して省エネルギー対策

◾️フロースイッチ内蔵 現地での調達・施工が不要
◾️水熱交換器のメンテナンス性向上 万が一の水熱交換器交換の際にもユニット内部の フランジ接続を外し、ユニット正面側へ取り外しが可能
◾️水熱交換器ユニットを本体に内蔵しているので、 水配管のみの施工でOK

  • ご利用には当社チラーコントローラー(CZ-10 RT15G)とアナログ入出力基板 ( CZ-CAPM2 )が必要となります。

[設置面積・製品質量低減]

700mmでOK! 設置性が向上、奥行880mmに低減 700mmでOK! 設置性が向上、奥行880mmに低減

◾️U 形化により製品奥行寸法が低減 (1,000mm→800mmへ)
◾️単独設置時のサービススペース含 めた面積で従来機から約5%低減(930kg→880kgへ)
◾️ユニット正面のメンテナンススペースを700mmに縮小しました。

  従来機T形一体型チラー 新機種U形一体型チラー 削減率
単体の面積(㎡) 2.03 1.78 約12%
サービススペースを含めた面積(㎡) 6.02 5.7 約5%
製品重量(kg) 930 880 約5%

 

 

外部アナログ入出力機能で操作性・省エネ性が向上

A/D変換機能をもったアナログ入出力基板CZ-CAPM2をご用意しました。(ユニット内に取付け可能です。)

CZ-CAPM2 CZ-CAPM2

操作性

外部からの設定温度変更

中央監視システム等からの4~20mA入力により、送水温度の設定変更が可能です。

  • 当社チラーコントローラー(CZ-10RT15G)、チラーリモコン(CZ-10RTC1)との併用は出来ませんので、ご注意ください。

操作性のイメージ 操作性のイメージ

省エネ性

簡易変流量制御

チラーコントローラーと組合せることで、簡易変流量制御も可能です。

⚫︎温度センサー(現地手配)から信号入力
⚫︎流量計(現地手配)から信号入力
⚫︎冷温水ポンプのインバーター(現地手配)へ信号出力

  • 各ユニットに流路を遮断可能な2方弁が必要となります。各ユニットの冷温水ポンプ運転出力に連動して開閉するように接続してください。

簡易変流量制御のイメージ 簡易変流量制御のイメージ

セパレート型チラー 特長

水配管長の短縮が可能

水熱交換器ユニットを分離し、空調機側に近づけることで、水配管長の短縮が可能。※1

水配管が短くて済みます。 水配管が短くて済みます。

水配管長の短縮で冷温水ポンプの小型化も図れます

空冷チラーの例:ポンプは大きいものが必要、セパレート型の例:ポンプは小さいものでOK 空冷チラーの例:ポンプは大きいものが必要、セパレート型の例:ポンプは小さいものでOK

水熱交換器ユニットを屋内に設置可能

寒冷地では、凍結防止対策が不要になります。※2

屋内設置だから、凍結防止対策が不要 屋内設置だから、凍結防止対策が不要
  • 冷媒配管長、高低差、冷温水出口温度による能力補正については、設備設計資料をご参照ください。
  • 必要に応じてドレンパンが必要になります。

一体型・セパレート型共通特長

ブライン仕様に対応

冷却運転範囲が通常のGHPビル用マルチシリーズより広くなり、様々な環境に対応可能です。

  冷却時 加熱時
外気温度 -10℃DB~43℃DB -21℃WB~24℃WB
冷温水温度 5℃~15℃(ブライン仕様 -15℃~5℃) 35℃~55℃

*冷温水温度は設定可能範囲であり、実際に取出せる水温は負荷により変動します。

 

制御機器

チラーコントローラー CZ-10RT15G

⚫︎15台まで接続可能
⚫︎カラー液晶、タッチパネル方式搭載で、操作性がアップ。
⚫︎運転/停止、警報出力、温度設定、タイマー機能(運転/停止)、ローテーション機能、台数制御機能。

  • 基本的にチラー機器は変流量制御には対応していませんが、 一体型チラーでは、チラーコントローラー(CZ-10RT15G) と アナログ入出力基板(CZ-CAPM2)を使用することで、「簡易」変流量の制御が可能となります。

チラーコントローラー CZ-10RT15G チラーコントローラー CZ-10RT15G
最多接続台数 15台
電源 AC100V〜240V
入力 3個(冷却入力、加熱入力、運転/停止入力)
出力 2個(運転出力、警報出力)
  • 台数制御に関しては制御設定により、全台数が一旦起動した後に 台数制御を開始する場合がありますので、水配管設計時、施工時 にはご注意ください。

チラーリモコン CZ-10RTC1

⚫︎10台まで接続可能
⚫︎フルドット液晶・タッチキー採用
⚫︎個別運転制御が可能
⚫︎親リモコン1台に対し子リモコン3台まで接続可能

チラーリモコン CZ-10RTC1 チラーリモコン CZ-10RTC1
最多接続台数 10台
電源 AC100V〜240V
入力 3個(冷却入力、加熱入力、運転/停止入力)
出力 2個(運転出力、警報出力)
  • 上記チラーコントローラー(CZ-10RT15G)とチラーリモコン(CZ-10RTC1)の併用は出来ませんので、ご注意ください。

システム構成(セパレート型の例)

※リモコン(CZ-10RTC1、CZ-10RT15G)を使用する場合、直接水熱交換器側の外部入力(冷却/加熱、運転/停止)に信号入力することはできません。必ずリモコン側に外部入力信号を入れてください。・台数制御はチラーコントローラーに接続されるすべてのユニットによる一括制御となります。また、同一水配管系統で使用してください。 ※リモコン(CZ-10RTC1、CZ-10RT15G)を使用する場合、直接水熱交換器側の外部入力(冷却/加熱、運転/停止)に信号入力することはできません。必ずリモコン側に外部入力信号を入れてください。・台数制御はチラーコントローラーに接続されるすべてのユニットによる一括制御となります。また、同一水配管系統で使用してください。

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