IPLV

用語解説

IPLVとは負荷の異なる4点のCOP(運転効率)から期間成績係数を定義した簡易的指標になります。 ここではIPLVの値の算出方法を説明しています。

IPLVとは負荷の異なる4点のCOP(運転効率)から期間成績係数を定義した簡易的指標です。実際の運転では部分負荷運転での稼働率が高いため、より実用価値の高い評価が可能となります。(参考出典:日本冷凍空関学会ホームページ)IPLVはJIS B86222016で規定された期間成績係数を示します。この図ではIPLV値の算出方法と負荷率とCOPの相関関係のグラフを示しています。

廃熱投入する場合のIPLV値の算出方法

廃熱を投入しない場合のIPLV値(加熱源:ガス燃料

[PR型ジェネリンクの場合]

冷房負荷100%75%50%25%
COPc1.421.571.691.72

ガスエンジン発電機からの熱が都市ガスを通してジェネリンク機からの冷房で冷却されるイメージ

廃熱を投入する場合のIPLV値(加熱源:廃熱+ガス燃料

COPc=(冷凍熱量)÷(廃熱投入時のガス低位使用熱量+機器消費電力)

[PR型ジェネリンクの場合]

廃温水有の燃料消費量で算出した値

冷房負荷100%75%50%25%
COPc1.802.166.3057.2

ガスエンジン発電機からの廃熱がジェネリンク機に投入されて冷房で冷却されるイメージ

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