コージェネレーションシステム

廃熱利用機

コージェネレーションとは、1つのエネルギー源から熱・電気など2つ以上の有効なエネルギーを取り出して利用するシステムです。トータルエネルギー効率を高め、ガス消費量の削減にも貢献します。

図解:1つのエネルギー源である燃料を、ガスエンジン、燃料電池、ガスタービン、バイオマスなどの発電機を用いて発電し、電気を供給する。発電時に発生した廃熱(蒸気・温水)は回収され、給湯、蒸気、暖房、さらには冷房などに利用される。

廃熱利用機(ジェネリンク)

ジェネリンクとは、ガスコージェネレーションシステムから発生する廃温水や蒸気などの廃熱を有効活用し、熱源として空調を行う「廃熱投入型ナチュラルチラー」です。

廃熱を利用することで、高効率運転が可能!

エネルギーフロー【例】

  • Fシリーズ 超省エネルギーCP型ジェネリンクの場合
COPc=冷房能力÷(一次エネルギー熱量+電力)
  • JIS基準値
  • 機種によって消費電力がと異なるため、数値は目安とします。

廃熱を利用しない場合

ガス単独運転の場合、100%の冷房能力を出すために、一次エネルギー熱量が70%必要。

ガス単独運転の場合、冷房能力(冷凍熱量)100%を出すためには、COPc 1.43の効率で一次エネルギー熱量70%のガス燃料投入が必要。

廃熱併用運転

廃熱を利用した場合、100%の冷房能力を出すために、一次エネルギー熱量が49.5%必要。
さらに負荷が軽い場合(冷房能力が小さくて済む場合)には、廃熱だけの運転も可能!

定格能力時:発電機からでた利用可能廃熱である「温水」を投入した場合、100%の冷房能力(冷凍熱量)を出すためには、COPc 2.02の効率で一次エネルギー熱量49.5%のガス燃料投入が必要。
軽負荷時:発電機からでた利用可能廃熱である「温水」を投入した場合、約30~50%の冷房能力(冷凍熱量)を出すためには、一次エネルギー熱量0%、つまりガス燃料の投入はしないで廃熱のみの運転も可能!

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