背景・目的
名古屋の表玄関、新たな商業・ビジネス街の地域冷暖房
名古屋駅前に新しく完成した超高層ビル「ミッドランドスクエア」。
DHC名古屋株式会社様は、その地下5階のエネルギーセンターからこの建物と、周辺の地下街・建物に冷暖房を供給しています。
中部地区の表玄関、名古屋駅前にふさわしい快適空間を創り、環境性と省エネルギー性に優れた地域冷暖房としてCO2の発生やヒートアイランド化の防止に貢献しています。
導入効果
コージェネとの組み合わせにより省エネと経済性の両立を実現
ミッドランドスクエア地下5階のエネルギーセンターには、地域冷暖房のエネルギー供給の熱源設備として、コージェネレーションシステム、蒸気ボイラー、冷凍機が配置され、当社の大型吸収冷凍機4基(合計5,700RT相当)も名駅東地区地域冷暖房の一翼を担っています。
ガスタービンコージェネレーションからの廃熱蒸気とボイラーからの蒸気を熱源とし、広域な地域冷暖房システムの設備の一部として、エネルギーの有効活用と、無駄のない社会づくりに大きく貢献しています。
供給区域/システム設計の基本コンセプト
DHC名古屋株式会社様では、名駅東地区地域冷暖房のシステムの基本コンセプトとして、3つのチャレンジを掲げています。廃熱の利用やエネルギーロスを最小限にするしくみでこれらに取り組んでいます。
名駅東エネルギーセンターシステム図
都市ガス熱源の蒸気ボイラとガスタービンコージェネレーションの採用により、高いエネルギー効率と経済性向上の両立を図っています。特にガスタービンコージェネレーションは大小二種類の組み合わせにより、幅広い熱負荷の変動への対応を可能としています。
また水蓄熱システムを導入し、夜間電力使用による電力負荷平準化を図っています。
地域導管は、冷熱媒と温熱媒を独立させた4管方式を採用しています。
納入機器
| 納入先 | 機器名称 | 品番 | 納入数 | 馬力 | 備考 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| - | - | 蒸気二重効用吸収冷凍機 | - | 1台 | - | JW-HE800ES |
| - | - | 蒸気二重効用吸収冷凍機 | - | 2台 | - | TW-HE1350ES |
| - | - | 蒸気二重効用吸収冷凍機 | - | 1台 | - | TW-HE2700ES (TW-HE1350ESのツイン機) |